IELTSリスニングのパート1は、全4パートの中で最もスコアを取りやすいセクションです。問題形式はほぼ穴埋め(空欄補充)。

難易度は一番やさしいのですが、意外と落とす人が多いのもPart1の特徴です。

私もよくこのパートで凡ミスを繰り返していました!

Part1の空欄穴埋め問題でスコアを取りこぼしてしまう原因は、リスニング力だけではなく「パターンを知らない」「スペルが書けない」ことも多いです。

私は今回説明するポイントを意識して対策したことで、間違いが劇的に減ったので、ぜひ参考にしてみてください。

今から、穴埋め問題の頻出パターンを10個のポイントに分けて解説してきますね!

ポイント①:ダブルレターの聞き取り

人名のスペリングで頻出するのが「ダブルレター」です。

音声では “double L”や”double T”のように読み上げられます。これは同じ文字を2回書くという意味です。

たとえば”Bennett”なら、”nn”と”tt”がダブルです。

こういう感じでスペルが読み上げられます。

B, E, double N, E, double T

IELTSで出やすいダブルレターは LL、TT、SS、NN、RR、FF、PP あたり。

スペルアウトの途中で”double”という単語が聞こえたら、反射的に同じ文字を2つ書く癖をつけてください。

ポイント②:BとVの聞き分け

日本人にとって最も紛らわしい音のペアがBとVです。日本語にはVの音がないため、両方とも「バ行」に聞こえてしまいます。

発音の違いとしては、Bは両唇を閉じて破裂させる音、Vは上の歯で下唇を軽く噛んで振動させる音です。

私もこの発音のテクニックを知っていはいたけど、聞いて区別するのは難しかったよ!

そこで頼りになるのがフォネティックコード。話者が“B for Bravo”、”V for Victory”のように言い換えてくれることがあります。

これが正解につながるので、絶対に聞き逃さないようにしましょう。

ポイント③:曜日/月のスペル

曜日を答えさせる問題は、リスニング力ではなくスペル力が問われます。

聞き取れても、正しく書けなければ不正解です。

特に注意すべきは、Wednesday。真ん中の「d」は発音されないため、忘れがちです。

他にも、Tuesdayの “ue”、Thursdayの”r”、Saturdayの”ur”など、それぞれ落とし穴があります。

また、曜日や月名の頭文字は大文字で書くことも忘れないでください。

曜日と月のスペルは、テスト前に必ず確認しておきましょう。

曜日

  • Monday 月曜日
  • Tuesday 火曜日
  • Wednesday 水曜日
  • Thursday 木曜日
  • Friday 金曜日
  • Saturday 土曜日
  • Sunday 日曜日

  • January 1月
  • February 2月
  • March 3月
  • April 4月
  • May 5月
  • June 6月
  • July 7月
  • August 8月
  • September 9月
  • October 10月
  • November 11月
  • December 12月

ポイント④:国名のスペル

国名も「聞けるけど書けない」系の定番です。

たとえばThailand。発音は「タイランド」ですが、”Tai”ではなく”Thai”と書きます。この “h”を落とす人も多いです。

他にも、Philippines(ppとphに注意)、Malaysia(yの位置)、Australia(Austの部分)、Switzerland(長い!)など、国名には独特のスペルがあります。

国名のスペルに加えて、国籍・形容詞の形も、有名な国をサラッとおさえておくと安心です。

「Japan→Japanese」は簡単ですが、「Thailand→Thai」(Thailandese ではない)、「Greece → Greek」(Greecian ではない)のように、不規則な変化をするものがあります。

  • France フランス → French
  • Germany ドイツ → German
  • Brazil ブラジル → Brazilian
  • Australia オーストラリア → Australian
  • Argentina アルゼンチン → Argentine
  • Portugal ポルトガル → Portuguese
  • Greece ギリシャ → Greek
  • Egypt エジプト → Egyptian
  • Thailand タイ → Thai
  • Malaysia マレーシア → Malaysian
  • Philippines フィリピン → Philippine
  • Switzerland スイス → Swiss

ポイント⑤:三桁・四桁の数字の聞き取り

空欄穴埋め問題では、数字を書き取る問題が出てきます。

「736」はイギリス英語で、”seven hundred and thirty-six”と読みます。「百の位」+「and」+「十の位と一の位」という構造です。

「504」のように一の位だけの場合は “five hundred and four”となり、”and”の後にすぐ一桁の数字が来ます。

「1,200」の場合は、言い方が2パターンあるので注意が必要です。”one thousand two hundred”と言うこともあれば、”twelve hundred” と省略することもあります。

どちらが出ても対応できるようにしておきましょう。

440 four hundred and forty

484 four hundred and eighty-four

1280 one thousand two hundred and eighty

1284 one thousand two hundred and eighty-four

イギリス英語では、次のように「hundred and ~」と読むのが一般的です。

一方、アメリカ英語では “and” を入れずに「five hundred four」や 「five hundred eighty」のように読むこともよくあります。

そのため、リスニングでは “and” が聞こえる場合と聞こえない場合の両方に慣れておくと安心です。

ちなみに、数字を書き取る際は、アルファベットではなく、アラビア数字(1,2, 3….)を使うと、スペルミスを防ぎ、時間の節約ににもなります。

ポイント⑥:時間表現の2つの言い方

時間を答える穴埋め問題では、英語特有の表現に慣れておく必要があります。

2:45 は “two forty-five” と言えますが、”quarter to three”(3時15分前)とも言います。同じ時間を2通りで表現できるのが英語の特徴です。

覚えておくべき表現は、quarter past(15分過ぎ)、half past(30分過ぎ)、quarter to(15分前)の3つ。

特に”quarter to”は日本語の感覚と逆(次の時間から引き算する)なので、瞬時に変換する練習をしておきましょう。

IELTSの解答用紙には「2:45」「2.45」のどちらの形式で書いても正解です。

  • 6:00 six o’clock
  • 6:05 six oh five
  • 6:10 six ten
  • 6:15 six fifteen / quarter past six
  • 6:30 six thirty / half past six
  • 6:45 six forty-five / quarter to seven

ポイント⑦:似た数字の聞き分け

fifteen(15)と fifty(50)、thirteen(13)と thirty(30)なの聞き分けも難しいです。

よく聞くとわかるのですが、どんどん流れてくる音声で、正確に聞き取るのは慣れが必要です。

聞き分けのコツはアクセントの位置です。-teen の数字は後ろにアクセント、-tyの数字は前にアクセントがきます。

  • fifteen(フィフティーン↑)
  • fifty(↑フィフティ)

ポイント⑧:聞けるけど書けない単語

vegetarian、Wednesday、environment、accommodationなど、これらは聞き取り自体は簡単ですが、正しく書けない人が続出する単語です。

この前、公式問題集のIELTS20を解いたのですが、リスニングで「vegetarian」を書き取る問題が2問出てきました。

それぐらい、スペルミスをしやすい単語は狙われやすいです!

IELTSでは、スペルミスは即不正解です。

音声でスペルアウトしてくれない単語は、自分の知識で書くしかありません。

知ってるけど書けない単語は要注意です!

  • accommodation(cが2つ、mが2つ)
  • restaurant(auの部分)
  • necessary(cは1つ、sは2つ)
  • receipt(”ei” の順番と最後のp)
  • guarantee(guaで始まる)

上記は、ほんの一例なので、間違いやすそうと感じた単語は記録して、書けるように練習しておきましょう。

ポイント⑨:電話番号の聞き取り

電話番号の問題では、3つのルールを覚えておけば大丈夫です。

  1. 「0」の発音
    英語では電話番号のゼロを “oh”(オウ)と読みます。
  2. 「double」の表現
    人名でも言いましたが”double”ができると同じ文字を2回書きます。”double six”なら 66 です。
  3. 訂正パターンが頻出
    一度出てきた電話番号が、訂正されるパターンがIELTSでは定番です。

ポイント⑩:郵便番号(ポストコード)

イギリスの郵便番号(postcode)は、アルファベットと数字の組み合わせです。「BN14 7GT」のように、前半と後半がスペースで区切られています。

ここで最も注意すべきは、音が似ているアルファベットの聞き分け。

特にMとNは非常に紛らわしく、「BMですか、BNですか?」と聞き返す場面もあります。

話者が “N for November” のようにフォネティックコードで確認してくれたら、絶対に聞き逃さないでください!

リスニングPart1の穴埋め問題に挑戦してみよう!

空欄穴埋め問題を実際に練習できるYouTube動画があります。

解説もついているので、ぜひIELTS対策にお役立てください。