IELTS

普通のOLがIELTSリーディングスコア4.5→7.0に伸ばした勉強法

IELTSリーディングのスコアを上げた勉強法
IELTSスコアの悩み

リーディングのスコアが上がらない

リーディングのテクニックを知りたい

リーディングの学習方法が分からない

目標スコアを達成した学習者の勉強法を知りたい

上記の悩みを解決する記事を書きました!

このページで紹介する勉強法を実践すると、効率よくリーディングのスコアを上げることができます。

実際に、私もこの勉強法でIELTSリーディングスコアを4.5→7.0に上げました。

私のIELTSスコア

リーディングの概要や問題傾向などを、すでに知っている人は、目次の『IELTSリーディング スコア4.5→7.0を達成した私の勉強法』から、読み進めるとスムーズです。

IELTSリーディング概要/問題傾向

リーディングの概要

IELTSのReadingテストは、開始から終了まで1時間かかります。

解答を書き写す最後に数分の余裕があるリスニングと違い、リーディングは試験時間を守らなければいけません。

体調が悪くなったり、トイレに行きたくなったりしたら、最後の10分をのぞき、試験中いつでも退室できます。

アカデミックモジュールでは、約900語の文章(パッセージ)×3つに基づいた40問が出題されます。

内容を分析し、著者の目的と意見(立場)を解釈することが必要です。

IELTSのリーディング試験の特徴を4つ解説していくよ!

特徴①:ペーパーベース/コンピューターベースの違い

IELTSの試験には、ペーパー試験とコンピュータ配信によるIELTS(CDI)の両方が用意されています。

CDIは、試験結果が早く届くそう。

ペーパーベースでは、本文と問題が一つの冊子の中に複数個所存在するため、質問に答えるためには何度もページをめくる必要があります。

しかし、CDIでは、文章と質問が1つのディスプレイの反対側に配置されているため、文章だけを簡単に移動することができます。

また、文章から抜き出してコピー&ペーストして解答欄に入力することができます。

ただ、CDIはコンピューターの扱い自体に慣れていないと、ちょっと大変かもしれません。

私はペーパーベースでしか、試験を受けたことはないよ!

私は仕事でもパソコンを使っているので、コンピューターでも大丈夫とは思いますが、

1回目はたまたま日程が合わなかったのと、2回目以降は、新しい形にチャレンジしたくなかったので、ずっとペーパーで受けました。

特徴②:問題傾向

IELTSのリーディングテストは、本文から得た情報を理解し、分析する能力を評価するために作られているそう。

本文のソースとしては、書籍や学術雑誌のテキスト、記事などがあります。

パッセージ1、2、3と進むにつれて難易度が上がっていると思われがちです。

しかし、トピックの得意不得意や、問題のタイプによって違ってくるので、パッセージ2、3は同程度の難易度と私は感じました。

アカデミックのリーディングテストでよく出題される問題タイプはこんな感じです。

  • 多肢選択問題
  • True, False, Not Given
  • 要約、メモ、表、フローチャートの完成
  • 記述問題
  • 情報のマッチング
  • 見出しのマッチング

トピック(テーマ)に関する予備知識は必要ありませんが、学術的な単語や文章に慣れているほうが良いです。

特徴③:問題タイプの解説

よく出題される問題タイプは、大きく分けて7つあります。

1)多肢選択問題

3択もしくは4択から一つを選びます。与えられた選択肢の中から正しい答えを選択する必要があるタイプです。

2)True, False, Not Given

True, False, Not Givenとは、合ってるか、合っていないか、言われていないか、という意味。

YES, NO, NOT GIVENという、似た問題タイプがありますが、ほぼ同じなので、ここに含めておきます。

問題文として書いてある文章が本文の内容と合っているか、合っていないか、もしくは本文にまったく書かれていないか、を識別することを要求するタイプの問題です。

3)見出しのマッチング

この問題では、与えられた見出しの中から一つを選び、それぞれの見出しを段落にマッチさせることが求められます。

4) 要約、メモ、表、フローチャートの完成

このタイプの問題では、不完全な要約、メモ、表、フローチャートが出てきます。提示された語句を使ってこれを完成させます。

5)情報のマッチング

与えられた特徴について、具体的な情報を探し出し、それを照合するタイプの問題。例えば、誰がどの時代に何を発見したかを答えなければなりません。

6)文章完成のマッチング

文章が途中で終了しているため、その続きにあたるものを本文から探し出して書きます。

7)空欄穴埋め問題

この問題は、文章中から答えを抜き出す問題です。最大語数は必ず指定されています。

問題タイプ別の解き方を解説した記事があるので、ぜひ参考にしてください。

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特徴④:スコア換算表

IELTSリーディングでは、合計40問の設問があります。

与えられた40問をどれだけ正確に解答できたかで、下表のようなスコアが決定されます。

ジェネラルモジュール

正答数 バンドスコア
40 9.0
39 8.5
37-38 8.0
36 7.5
34-35 7.0
32-33 6.5
30-31 6.0
27-29 5.5
23-26 5.0

 

アカデミックモジュール

正答数 バンドスコア
39-40 9.0
37-38 8.5
35-36 8.0
33-34 7.5
30-32 7.0
27-29 6.5
23-26 6.0
19-22 5.5
15-18 5.0

ジェネラルのリーディングは、アカデミックに比べれば簡単ですが、同じスコアを取るにも多い正解数が必要。

また、ジェネラルのセクション1と2は、近年かなり厳しくなっているそう。

ジェネラルで7.0以上を目指す人は、セクション1、2の間違いを確実に減らすとともに、セクション3でもある程度正解することが大切です。

 

IELTSリーディング 学習期間の目安

IELTS学習の目安

0.5点アップにつき、200~300時間程度の勉強時間を確保するのが目安です。

自分がどれだけの時間を使えるのか、何をすれば希望のスコアが取れるのか、見極めてみましょう。

リーディングが得意・苦手という、個人差はかなりあると思います!

私の場合、リーディングがそれほど苦手ではなかったため、

最初は文章量や難しさにビビりましたが、リーディングの対策として学習した期間は、3か月ほどでした。

リーディングが苦手な人は、もっと期間を取っておいたほうが良いかもしれません。

また、リーディングだけではなくIELTSでは4技能同時にスコアを取る必要があるため、それも考慮にいれて学習計画をたてましょう。

 

3か月でリーディング4.5→7.0を達成した私の勉強法

私の勉強法
私が実践したリーディングの勉強法を3つ紹介していきます!

勉強法①:公式問題集を繰り返し解いて、コツをつかむ

リーディングを攻略するためには、公式問題集を入手し、十分に学習しておくことがおすすめ。

解答したら、自分の解答を確認し、解説を読む。

わからない単語は調べ、もう一度復習する。

本番形式で解いてみると、いかに時間が足りないかが思い知らされます。

IELTSのリーディングは、とにかく時間との勝負なんだよね…

私が最初に60分を計って解いた時には、半分ほどしか目を通すことができず、

これではまったく前に進まないと思って、制限時間を120分(2時間)に伸ばしました。

そこから少しずつ60分へ縮めていきました。

公式問題集は、ただ解くだけではなく、解くたびに「何がいけなかったのか」を考えて、

コツを編み出し、毎回新しい問題ではそのコツを実践するようにしていました。

私の考える、IELTSリーディングのコツを次の章でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

そして、このコツをベースに、自分でもコツをオリジナルで作っていくようにすると、さらに効率的だと思います!

時間が全然足らないという人は、下記の時間配分に関する記事を参考にしてください。

IELTS試験で時間が足らないを防ぐ!効果的な時間配分でスコアを上げる方法この記事は、IELTS試験で時間が足らなくなってしまう人に向けて、効果的な時間配分の方法を紹介しています。正しい時間配分をすることで、試験中の余裕を持って問題に取り組むことができ、スコアアップにつながるでしょう。...

 

勉強法②:単語力を身に着ける

わからない単語があったら、紙に新しい単語を10個以上リストアップし、反対側に日本語の定義も書いておきます。

そして、すべての単語を覚えるまで、そのリストをどこに行くにも持ち歩くのです。

覚えたい単語を使った文章を書くようにすると、より深く理解できるようになるよ!

これを繰り返すことにより、だんだんと見覚えのある単語がリーディングを解くたびに出てくるようになりました。

正直、単語を覚えるのがIELTS対策の中では一番効果が実感しやすいと思いました。

ただ、リーディングではすべての単語を知っている必要はなく、

問題文に出てくる単語がわかるレベルになると7.0は取ることができます。

効率的な単語の覚え方や、定着のさせ方は下記の記事を参考にしてください。

半年で5000語を習得した!膨大なIELTS単語の覚え方と確実に定着させるポイントこの記事では、IELTSで必須の語彙力を短期間で習得する方法を紹介します。半年で5000語を覚えた方法や、頻出単語を定着させるためのポイントを解説します。単語を覚えるのに苦戦している学習者に必見の情報です。...

 

勉強法③:とにかくたくさん読む

IELTSのリーディングテストに備える最善の方法のひとつは、できるだけたくさん英語の文章を読む練習をすること。

そうすることで、リーディングのスピードと正確性を高めることができます。

AmazonのKindleはものすごく便利だよ!

分からない単語をハイライトすると、すぐに意味を知ることができます。

フラッシュカード(単語カード)として保存されるので、後で自分でテストすることもできます。

IELTSのリーディングの過去問を使おうかと私も最初思ったのですが、面白くなさすぎて続かず…

無理にIELTSの素材を使うのではなく、自分が興味のある洋書を選ぶことがオススメです。

洋書を読むことを習慣にしたことで、速読もできるようになりました!

 

リーディングのスコアをアップさせるコツ

IELTSスコアアップのコツリーディングスコアアップのコツは8つ!

  1. 解答に繋がるキーワードを見つける
  2. パラグラフリーディングをする
  3. スキャニングをする
  4. 問題文をしっかり読む
  5. 空欄を残さない
  6. 分からない単語は推測する
  7. 本文のタイトルをしっかり読む
  8. 消去法も活用する

それぞれ詳しく解説します。

コツ①:解答に繋がるキーワードをみつける

IELTSのReadingでは、速く読むだけでなく、重要な単語を見分け、文章を効果的に理解する能力が必要。

この重要な単語のことをキーワードといいます。

キーワードは、問題文と本文のあいだで常に言い換えられていて、本文の中にヒントを探す必要があります。

たとえ全文を読まなくても、キーワードの言い換えを見つけることができれば、答えを見つけることができるのです。

あと、キーワードが固有名詞に該当する国名や人名の場合、本文では大文字で書いてあるため、膨大な量の英語の中でパッと見つけやすいです。

こういった問題はできるだけ落とさないようにしていました。

コツ②:パラグラフリーディングをする

段落単位で読む力を身につけることで、パッセージ(本文)全体の流れや、主要なメッセージをよりすばやく理解することができます。

順番としてはこんな感じでやります。

  1. 最初の段落を注意深く読み、そのパッセージが何について書かれているかを把握する。
  2. 各段落の最初の1~2文に注目すると、その段落の主旨がわかります。
  3. 最後の段落は、通常、要約が含まれているので、必ず熟読する。

今までやったことがない人は、IELTSのリーディングではなく、ちょっと易しめのテキストを使って、短い段落から始めてみましょう。

これは自転車に乗るみたいに、慣れが必要なスキルです。

できてくれば、必要な情報を素早く正確に処理できるようになります。

コツ③:スキャニングをする

IELTSリーディングテストで成功するためには、スキャニングスキルを向上させることが重要。

限られた時間の中で、大量の文章を読み、設問に答えるので、長い文章から特定の情報をピンポイントで読み取るテクニックが必要なのです。

スキャニングの重要ポイントは、こんな感じです。

  • 重要な情報や数字には必ず下線を引く。
  • 名前、日付、数字、統計などの情報に注意する。
  • 問題文からキーワードを特定し、そのキーワードと同義語の可能性があるものをテキストでスキャンする。

このスキャニングも、パラグラフリーディングと同じく自転車のように実践しながら慣れていくスキルです。

最初はかなり戸惑うと思いますが、そこを踏ん張って、意識しながら練習を重ねていくことが大事!

コツ④:問題文をしっかり読む

問題文つまり、本文以外のところ(設問文)をしっかり読むということは大事です。

意味がわかるまで再読して、自分の言葉で言い換えます。

今読んだことを自分自身に説明するような感じで!

そうすることで、言葉の一つひとつよりも、内容にフォーカスできるよ!

なぜこの作業が大事かというと、問題文を読んだ後に、本文に戻ってヒントを探さないといけないのですが、

本文のヒントも、間違いなく言い換えられているはずだからです。

こうすることで、時間を節約し、文章中の正しい情報を確実に探すことができます。

コツ⑤:空欄を残さない

どんな問題であっても、空欄で残さないこと。

時間がないとわかったら、推測して何か書けばいいのです。

不正解でもペナルティを受けない、つまりマイナス(減点)にはなりません。

一方で、空欄にすると、確実にポイントは取れません。

何かを書いておくと偶然でもあたる可能性はあります。

特に、選択の問題などは、たとえば4択であれば25%の勝率があります。

その1問の違いで、6.5から7.0にアップする可能性だってあるってわけ。

コツ⑥:分からない単語は推測する

IELTSリーディングでは、必ずわからない単語が出てくると思います。

わからない単語があると、行き詰ったような気持ちになり、

たくさんの単語がわからないと「もうダメだ」とあきらめたくなります。

でも、そこで踏ん張って、引きの目線で、前後の文脈から、だいたいどういう意味の単語なのか、想像してみることを自分に課していました。

文の内容から、それがポジティブなのかネガティブなのか、人なのか仕事なのか、動物なのか特徴なのか、を推測するわけです。

  • un〇〇(~ではない)
  • de〇〇(~ではない)
  • re〇〇(ふたたび~する)

といったような、単語の頭についている「接頭辞」もこういった推測の助けになりました。

コツ⑦:本文のタイトルをしっかり読む

タイトルは、そのパッセージが何について書かれているかを伝える、一番の手段です。

まず、タイトルを読みましょう。

本文の内容が分かるので、パッセージを理解する大きな助けになります。

コツ⑧:消去法も活用する

これは、大学受験のときに学んだ方法です。

といっても、そんな大げさな話でもないのですが・・・

選択式の問題タイプのときは、たくさんある選択肢の中から、ベストなものを選ぶ!

という発想から、できるだけ選ぶ母数を減らす、という発想に変えていきます。

つまり、「絶対にこれは無い」と思う選択肢を、1つずつ消去していくわけです。

選択肢のうち1つでも減らすことができれば、それだけでかなり助けになる経験が何度もありました。

私が受講したIELTSオンライン講座では、スコアアップに直結する、リーディングの詳しいテクニックを網羅的に教えてくれました。

リーディングの場合、試験テクニックを知るか知らないかで、大きな差がでるよ!

最短で目標スコア達成を目指している人は、下記の記事を参考にしてみてください。

IELTSオンライン講座
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リーディング対策におすすめの参考書・テキスト

IELTSおすすめ参考書

最後に、実際にIELTSリーディング対策として使用した参考書を紹介します。

IELTS公式問題集

弱点の把握、模試ができる、公式問題集!

ケンブリッジIELTS公式問題集 

 

IELTS特化の単語集

IELTSの試験にでてくる英単語を網羅!

 

今回は以上になりますが、

リーディング以外のIELTS勉強法をまとめた記事があるので、ぜひ読んでくださいね!

IELTSスコア7.0に上げた私の勉強法
独学でIELTSスコア4.5→7.0を半年で達成した私の勉強法独学でIELTSスコア4.5→7.0を最短ルートで達成した私の勉強法を紹介しています。何をやってもIELTSスコアが上がらない人のためのコスパ最高の方法です。...
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