IELTS対策でイギリス英語の勉強は必要?
アメリカ英語だと減点になる?
US/UKの英語をごちゃ混ぜで使ってもいい?
リスニングば全てイギリス英語?
基本的に、日本人が学校で勉強しているのは、アメリカ英語なので…
私も、IELTSの学習を始めた時「イギリス英語」に、かなりビビっていました。
前半パートはイギリス・アメリカ英語の違い、後半パートでIELTSでのイギリス英語の必要性について解説します。
全てのIELTS公式運営機関(Cambridge/IDP/British Council)のソースを調べたので、間違いない情報です!
イギリス英語とアメリカ英語の違いは?
「そもそも、どう違うの?」ということを、知っておくことで、IELTS対策にも役立つので、さらっと違いをみておきましょう。
イギリス・アメリカ英語の主な違いは4つあります。
- 発音
- スペル
- 使用単語の違い
- 文法
それぞれの違いを比較して、説明していきます。
発音の違い【UK/US English 】
イギリス・アメリカ英語で、学習者が一番気になるのは、発音の違いだと思います。
アメリカ、イギリス、オーストラリアの違いが、3分以内に短くまとまった動画があるので、ぜひ発音やスペルの違いを体感してください。
かなり違いがありますよね?
Tomatoが、アメリカ英語が「トメイトゥ」、イギリス英語だと「トマート」とか…
イギリス英語は、日本語のアクセントに少し近いといった感じがします。
スペルの違い【UK/US English 】
アメリカ英語とイギリス英語で、スペルが異なる単語はいくつかあります。
イギリス英語 | アメリカ英語 | 意味 |
centre | center | 真ん中 |
favourite | favorite | お気に入り |
labour | labor | 労働 |
neighbour | neighbor | 近隣住人 |
traveller | traveler | 旅行者 |
theatre | theater | 劇場 |
memorise | memorize | 記憶する |
一見すると、イギリス英語はスペルミスに思えるけど、IELTSでどちらのスペルを書いても減点にはなりません。
使用単語の違い【UK/US English 】
日本人からすると、使用単語は、アメリカ英語の方が馴染みがあるものが多いです。
イギリス英語 | アメリカ英語 | 意味 |
lift | elevator | エレベーター |
flat | apartment | アパート |
biscuit | cookie | クッキー |
trainer | sneaker | スニーカー |
holiday | vacation | 長期休暇 |
aubergine | eggplant | なす |
underground | subway | 地下鉄 |
イギリス英語だと「trainer」が「スニーカー」の意味になるので、急に言われると混乱しそうです。
文法の違い【UK/US English 】
実は、文法も違いがあるんですよね。
これは、細かいことだからあまり気にしなくてもいいと思うけど…少し例を挙げておきます。
前置詞の違いの例
got/gottenの違い
IELTS対策でイギリス英語の勉強は必要?【公式の見解】
今回の本題になりますが、「IELTS対策でイギリス英語の勉強は必要か?」という問いの回答については、「勉強する必要はない!」という答えになります。
もちろん、イギリス英語を使ったからといって、加点になることもありません。
IELTS(International English language testing system)は、「international」がついてる通り、国際的な試験です。
IELTSはイギリス・オーストラリアの団体が運営していますが、アメリカの大学出願など国際的に利用することができます。
つまり、イギリス英語を使えるかではなく、英語を使えるかを評価する試験ということです。
IELTS運営機関の公式情報をもとに、受験者が知っておきたいポイントを説明していきますね。
どちらの発音でも減点はない
イギリス、アメリカだけでなく、オーストラリアの発音でも減点にはならないので、自分の使い慣れたアクセントで話しましょう。
でも日本人訛りの英語は、正しい英語の発音ではないので減点になります。
どちらのスペルでも減点はない
どちらのスペルを使っても問題はありませんが、注意点があります。
Cambridge公式サイトで、「アメリカ英語とイギリス英語を混ぜて使うとどうなるの?」という質問がありました。
その質問と回答の和訳はこちらです。
イギリス英語とアメリカ英語を混ぜないようにすることが本当に大切です。例えば、”color “というイギリス綴りをずっと使っていて、アメリカ綴りの “color “に変えた場合、スペルミスのように見えます。
減点とまでは書かれていませんが、自分が普段使ってる英語に統一した方がいいです。
リスニングはどの英語が使われている?
学習者が、一番気になるところは、リスニングではどの英語が使われているか?
British Councilによると、IELTSリスニングテストは、イギリス、アメリカだけでなく、オーストラリアやカナダの英語など、様々なアクセントが使われています。
つまり、リスニング対策でイギリス英語だけ、慣れておけばいいというわけではないです。
リーディングはどの英語が使われている?
リーディングに関しては、記載されていませんでしたが、私が実際に試験を受けた感じでは、基本的に、スペルなどはイギリス英語がメインに構成されていました。
スペルや使用単語については、IELTS試験全体からみると、ほんの一部の要素なので、あまり気にする必要はないです。
気になる人は、前半パートで説明したような、イギリス・アメリカ英語の違いを、サラッと見ておくといいでしょう。
少しだけすが、私がイギリス英語に慣れるためにした対策を紹介していきますね。
私がイギリス英語に慣れるためにした対策
対策というと、大袈裟ですが、イギリス英語になれるために「イギリス映画」を見ていました。
IELTS試験前は、意識的にイギリス映画を見るといった感じですね。
定番ですが、ハリーポッターシリーズを字幕なしで見ていました。
日本語で内容は把握していたので、音に慣れるという意味合いで、聞いていました。
シリーズになっているので「どの映画にしようか?」と迷うこともなく、時間の節約という面でも良かったです。
勉強というよりかは、息抜き程度です。
IELTS試験対策のポイント|イギリス・アメリカ英語
今回の内容をまとめながら、IELTS試験でのポイントをお伝えします。
- アメリカ英語で回答しても、減点にならない
- スピーキング、ライティングは、異なる英語をごちゃ混ぜにせず、統一する
- リスニングはいろいろなアクセントの英語が使用される
- リーディングは主にイギリス英語が使用されている
もし、試験を受ける目的が、イギリス留学なら、現地での生活を見据えて、イギリス英語を勉強してもいいと思います。
ですが、アメリカに留学する人が、あえてイギリス英語を学ぶ必要はありません。
ちなみに、カナダはアメリカとほぼ同じ発音で、オーストラリアはイギリスと似ている発音です。
自分の目標によって、イギリス英語を学習に取り入れるかは判断するといいと思います。
私がOA4.5→7.0に達成した方法も、参考にしてみてください!
OA7.0を達成した勉強法