1000円のIELTS公式問題集メルカリで買ってみた！その中身は？【正規品と比較】

IELTSの公式問題集って、ほんと高いですよね。

最新のものは、1冊だいたい5000円…。そこに受験料（約25,000円）や、もし講座なんかも受けていたら、あっという間に数十万円が消えていく試験…それがIELTSです。

まさに高課金の英語試験って感じですw

そんな中、先日メルカリを眺めていたら、なんと最新の「Cambridge IELTS 20」が新品で1000円で出品されているのを発見！

メルカリIELTS２０

ただし、表紙にはなぜか中国語の文字…。

ということで今回は、正規のIELTS20と、そのちょっと怪しい1000円のIELTS20を実際に購入して、中身を徹底比較してみました！

メルカリで買ったIELTS本の中身は？

IELTS20公式問題集の比較

メルカリで購入したIELTS本は、なんと当日中に発送してくれて、3日後には手元に届きました。

一方、Amazonのケンブリッジ公式ページから買ったほうは、さすがAmazon…注文の翌日にはもう到着。圧倒的なスピード感です。

正規品のIELTSは、ビシッと透明フィルムで二重にラップされていて、まさに“新品そのもの”という安心感がありました。

対してメルカリの方はというと、クリアファイルに入れられ、セロテープで封がされているという雑な包装。さらに表紙には手書きの「購入のお礼」と、問題集の音源QRコードの紙がペタッと貼られていました。

そして、外観で一番わかりやすい違いがサイズ感。メルカリで買った問題集はひとまわり小さく、厚みもほんの少し薄めです。

さらに、紙質や印刷にも差があります。正規品は紙がしっかりしていて、文字もくっきり印刷されているのに対し、メルカリの方は紙がペラペラで、印刷の精度もやや荒めでした。

IELTS公式問題集のコピー品の内容

中身については、表紙裏のケンブリッジ公式サイトへの案内部分を除けば、同じ内容でした。

問題もオフィシャルから買った問題集とまったく同じ英文が使われていて、ページ数も一致しています。

IELTS公式問題集ページ数比較

とはいえ、一言一句すべてを照らし合わせたわけではないので、その点だけご理解くださいね。

私は最初にメルカリでこれを見つけたとき、「中国ではIELTSの公式問題集が安く売られていて、それを輸入しているのかな？」と軽く考えていました。

ですが、実際に手に取ってみると、その考えはすぐに変わりました。

こういった点を総合すると、おそらくコピー品（つまり正規品ではない偽物）だろうと思われます。

コピー品の使用は、法的にリスクがゼロではないことは知っておくべきです。

メルカリで売られているIELTS公式問題集がすべて偽物というわけではありません。

ただし、新品なのに極端に安いものは、コピー品の可能性が高いということは頭に入れておきましょう。

結論から言うと、今回のようにテキストを照らし合わせた限りでは、内容自体は正規品と同じだったので、模試として使う分には大きな支障はなさそうです。

紙や印刷の質は正規品より劣りますが、読むのに困るほどではなかったよ！

リスニング音源も、表紙に貼ってあったQRコードからアクセスできました。

実際に読み取ってみると、GoogleドライブにZipファイルで共有されていて、音源を聞くためにはそのZipをダウンロードする必要がありました。

正直、コピー品を販売している人がアップしたファイルをダウンロードするのは少し抵抗がありました…。

iPhoneで試しに音声ダウンロードしてみたところ、無事にリスニング音声は再生できましたが、ウイルスなどのリスクがあるという点は理解しておいたほうがいいと思います。

そして、学習にどれほど影響があるかは、そのコピー品を作った人によると思います。

問題や文章がどこか抜けている可能性もありますし、リスニング音源が全部揃っていない可能性もあります。

今回はたまたま内容が揃っていましたが、コピー品には当たり外れがあるでしょう。