公式問題集を使いこなせる自信がない
リソースバンクの使い方は?
公式問題集をフル活用する方法は?
リスニング音声のダウンロード方法は?
IELTS学習者に一番人気の「Cambridge IELTS公式問題集」の使い方について、購入してから学習を進める流れ、効果的な使い方を丁寧に解説します。
私も始めてケンブリッジ公式問題集を手に取った時は焦りました…
全て英語で「これでどうやって勉強すれば良いの?」って感じでした。
最後まで読むと、IELTS初心者の人でも公式問題集をフル活用できるようになります。
Cambridge IELTS公式問題集とは?
Cambridge IELTS Seriesは、IELTS対策で最も信頼性の高い公式問題集として世界中で使われています。
実際の試験機関であるケンブリッジが作成しており、本番と同じタイプの問題・難易度で練習できるのが最大の特徴です。
最近はデザインが少し変わりましたー!
どのシリーズを選べば良い?
ケンブリッジの公式問題集には Academic(アカデミック) と General Training(ジェネラル) の2種類があります。
どちらを選ぶか、ざっくり分けるとこんな感じです。
- アカデミック:大学・大学院・カレッジなどへの留学を目指している人
- ジェネラル:移住などを目指している人
このシリーズは、現在「IELTS20」まで発売されており、毎年1冊ずつ追加されています。
まずは、最新版の問題集から購入するのがおすすめです。
さらに練習量を増やしたい場合は、19、18… といった形で順にさかのぼって購入すると良いでしょう。
価格はAmazonで、約2,000〜5,000円ほどで手に入ります。
IELTSは出題形式がほとんど変わっていないので、最新版ではない問題集でも、本番対策として活用できます。
IELTS公式問題集の内容は?
1冊にフルテスト(Listening / Reading / Writing / Speaking)4セットが収録されており、けっこうな数の模試試験をこなせます。
全テストが実際のIELTSと同じ形式・同じ難易度で作られているため、実践的なトレーニングをしたい人に向いています。
リスニング音源は、リソースバンク(※後述)からダウンロードして使用します。
リスニングとリーディングは、自分で答え合わせができるのですが…
スピーキングとライティングは模範解答と、その解答に対する試験官のフィードバックがあるだけで、自己採点や弱点分析は難しいという特徴があります。
私もIELTS講座に申し込んで、解答の添削とフィードバックを受けることで、弱点を見つけることができました。
Resource Bank(リソースバンク)とは?
正規版のIELTS公式問題集を購入すると「Resource Bank」 というオンラインリソースにアクセスできます。
リソースバンクには以下のものが含まれています。
- リスニングの答え&解説(英語)
- リーディングの答え&解説(英語)
- リスニング音源
- ライティングの模範解答
- スピーキングの模範解答(動画)
ちなみに、メルカリなどで格安で売られているコピー品には、アクティベーションコードが付属していないので、オンラインソースは利用できません。
実際に買って調査しました!
リソースバンクへのアクセス手順
IELTS公式問題集をフルで使いこなすためには、Cambridge Oneのアカウント登録をして、リソースバンクへアクセスすることが不可欠です。
その手順を詳しく解説していきますね。
STEP1. ケンブリッジ公式サイトにアクセス
まずは、問題集に記載されているケンブリッジの公式学習サイトへアクセスしましょう。
Cambridge One:https://www.cambridgeone.org/
STEP2. アカウントを作成
ホーム画面の「Sign up」を選択して、アカウント作成を進めます。
最初に「Learner / Teacher / Parent」の中から自分のロールを選びましょう。
16歳以上の学習者は「Learner」を選択します。16歳以下の場合は、「Parent」を選んで、保護者が代わりにアカウントを作成する必要があります。
あとは
- 氏名
- メールアドレス
- パスワード
- 年齢
- 居住国
など必要項目を入力して、サインアップを進めます。
最後に確認メールが送られてくるので、メールアドレスを「Verify」すると、アカウントが作成されます。
STEP3. アクティベーションコードを入力
ログイン後、ホーム画面の案内に沿って進むと、アクティベーションコードの入力画面が表示されます。
公式問題集の最初のページにコインで削るタイプのコードが付いているので、その部分を削ってコードを確認しましょう。
この部分です↓
そのコードを入力すると、アカウントにResource Bankが追加され、利用できるようになります。
さらに、「IELTS Test & Train Mini」というミニテスト形式のトレーニング教材も追加されます。
オートセーブ機能もあり、すき間時間に手軽に取り組めるので、リソースバンクとあわせて活用しましょう。
IELTS公式問題集の効果的な使い方
①リーディングとリスニングを週に一回解く
私は、週に1回は、休日にカフェや図書館に行って、リーディング&リスニングぶっ通して解いていました。
平日はその復習にじっくり専念し、次の週末にまた違う問題を解くサイクルで進めていました。
ぶっ通して解く理由は、本番を常に想定することと、間違いの原因が特定しやすいからです。
時間がなくて解けなかったとか、解く順番を間違えたとか、焦りがあったとか…
英語力以外の弱点も見えてきます。
② 出題形式を理解し、苦手問題のパターンを分析する
IELTSは問題形式が決まっているため、試験形式はしっかり理解しておきます。
復習では次のポイントをチェックしましょう!
- どの問題タイプが苦手か
- 誤答の原因(語彙?理解不足?時間管理?)
- 引っかかった単語・表現は何か
リスニングは、スクリプトを見ながら復習することが必須です。
聞き取れなかった箇所や、パラフレーズの仕組みを理解することで、次回の正答率が大幅に上がります。
私がIELTS講師の方から教わって効果を感じた方法が、復習の際に「問題文に出てきた分からない単語をすべて記録する」 というもの。
本文は分からない単語があっても解けることがあるけど、問題文が理解できなかったら、絶対に解けないから。
③ 手書き受験の人は、アンサーシートをコピーして練習する
ペーパー試験で受ける予定の人は、巻末にあるアンサーシートをコピーして使うのがおすすめです。
本番と同じレイアウト・枠で書く練習をすることで、時間配分や書くスピードも自然と身につきます。
また、綺麗に問題集を使えるのもいいですよね。
④ スピーキング・ライティングは、添削を活用する
公式問題集にはスピーキング・ライティングの模範解答がありますが、自分の答えを判断するのは難しいです。
可能なら、講師のフィードバックやオンライン添削サービスを活用すると、弱点が明確になります。
私もよく添削を使っていたので、一回きりのものではなく、受講期間内ならいつでも利用できるタイプのものを使いました。
⑤ 1冊終わったら、ひとつ前のものを買う
私は、1ヶ月ほどで公式問題集1冊をやり切っていました。
費用は少しかかりますが、より多くの問題に触れるために、私は1冊終えたら一つ前の番号の公式問題集を購入して使っていました。
番号が変わっても出題形式はあまり変わらないので、複数冊を活用することで、本番形式の演習量をしっかり確保できます。
このブログではIELTSに特化した情報を、学習者目線でわかりやすく解説しています。
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