IELTS6.0はどれくらいのレベル?
IELTS6.0を他の英語試験に換算すると?
スコア6.0あったら何ができる?
スコア6.0を達成するための対策は?
このページでは、IELTS6.0のレベル感と、その対策を解説しています。
私は、半年でIELTSスコアを4.5→7.0に伸ばしました。
https://x.com/umeko_eigo/status/1604683130056888320?s=20
IELTSの勉強法について、学習者のリアルな情報をTwitterとブログで発信しています。
余談はさておき、本題に移ります。
IELTSオーバーオール6.0はどのくらいのレベル?
私の感覚だと、オーバーオール6.0の人は「少し英語ができる人」ってイメージ。
実は、IELTSオーバーオール6.0は、日本のIELTS受験者の平均値!
セクション別の日本人平均スコア
リーディング | リスニング | ライティング | スピーキング | Overall | |
アカデミック | 6.1 | 5.9 | 5.5 | 5.5 | 5.8 |
ジェネラル | 5.6 | 6.0 | 5.6 | 5.8 | 5.8 |
上の表を見ると、日本人にとってライティング6.0が、いかに難しいか分かります。
IELTS6.0の難易度
IELTS6.0の難易度を知るために、英語試験と比較しました。
IELTSスコア換算
IELTS | TOEFL | TOEIC | 英検 |
9.0 | 116 – | – | – |
8.0 – 8.5 | 106 – 115 | – | – |
7.0 – 7.5 | 95 – 105 | 945 – 990 | 1級+ |
6.0 – 6.5 | 72 – 94 | 805 – 940 | 準1級 – 1級 |
5.0 – 5.5 | 55 – 71 | 605 – 800 | 2級 – 準1級 |
4.0 – 4.5 | 42 – 54 | 410 – 600 | 2級 |
必要な学習時間
ケンブリッジの公式が、必要な勉強時間にかんするデータを発表しています。
CEFR / IELTS | 勉強時間 |
C2 / 8.5-9.0 | 1,000 – 1,200 |
C1 / 7.0-8.0 | 700 – 800 |
B2 / 5.5-6.5 | 500 – 600 |
※参照:Learning Hours from beginner level
データによると、初級レベルの人がIELTS6.0達成するにはには500-600時間の勉強が必要みたい。
オーバーオール6.0を取るための戦略
オーバーオール6.0を達成するためには、スコア平均5.75をとればいいわけです。
例えば、R:6.0 / L:6.0 / W:5.5 / S:5.5
上記のスコアでも、繰り上げられて、オーバーオール6.0を達成できます!
私みたいなライティングが苦手な人は
R:6.0 / L:6.0 / W:5.0 / S:6.0
という感じで、オーバーオール6.0を目指してもいいです。
IELTS6.0があったら何ができる?
IELTS6.0は、英語圏の一般大学への入学ための必須条件と言えます。
各国の大学/大学院の入学条件の目安
国 | 大学 | 有名大学 | 大学院 |
イギリス | 6.0-6.5 | 7.0 | 6.5-7.5 |
アメリカ | 5.5-6.5 | 7.0 | 6.5-7.5 |
カナダ | 6.0-6.5 | 6.5 | 6.5-7.0 |
オーストラリア | 6.0-6.5 | 6.5 | 6.5-7.0 |
ニュージーランド | 6.0 | 6.0 | 6.5 |
セクション別の目安と対策
IELTS6.0を達成するためには、セックション別のレベル感や採点基準を知っておくことが大事!
その上で、オーバーオール6.0を達成するための対策(戦略)を練ることで、効果的に学習できます。
では、セクション別に解説していきます。
スピーキング6.0のレベルと勉強法
スピーキングの6.0のレベルはこんな感じ!
スピーキングの採点基準
スピーキングの評価基準は4つあります!
- 流暢さ
- 語彙力
- 文法
- 発音
どれも、全体スコアの25%が配分されます。
スピーキング6.0に求められている英語力
流暢さ | ・詰まることもあるが、積極的に話す ・いろいろな接続副詞を使う |
語彙力 | ・正しい意味で使える ・おおむね、正しく言い換えができる |
文法 | ・ある程度バリエーションのある構文を使える ・間違いもあるが、だいたい理解はできる |
発音 | ・間違いもあるが、おおむね正しい ・理解しやすいが、不明瞭な発音が混じる |
スピーキング対策
IELTS Speaking 6.0を達成するための最も効果的な方法は、採点基準の中でも、流暢性にフォーカスすることです。
毎回ではなくても、試験官が止めるまで、たくさん話しましょう。
普段の練習では、とにかく英語を口から出す練習をして、英語の筋肉を鍛えましょう。
流暢性はとにかくトレーニングです!
こちらの記事に、私がスピーキング対策としてやった勉強法を詳しく書いています。
スピーキング6.5を達成した私の勉強法
ライティング6.0のレベルと勉強法
ライティング6.0のレベルはこんな感じ。
ライティング採点基準
ライティングの評価基準は4つあります!
- 完成度
- 一貫性
- 語彙力
- 文法
どれも、全体スコアの25%が配分されます。
ライティング6.0に求められる英語力
完成度 | ・問題が求めることに答えられている ・おおむね、わかりやすく書けている |
一貫性 | ・書き方に一貫性がある ・具体例が明確でなかったり、適切でなかったりする |
語彙力 | ・該当テーマに関する十分な語彙を使用できる ・トピック単語において、不正確さが見られる |
文法 | ・簡単な構文と複雑な構文の両方を使用できる ・複雑な構文があまり使用されていない |
ライティング対策
IELTSライティング 6.0を取るには、設問に対して一貫性のある内容を、しっかりした文章構成で書くことが求められます。
上の採点基準のうち、「完成度」と「一貫性」がおもに5.5と6.0の分岐点です。
もはや英語のスキルとは関係なく、物事に対する考え方や論理的思考が大事になってきます。
これは、実はかなり自分で突き止めるのが難しいところでもあります。。。
煮詰まってしまった時に、私はプロの講師に添削してもらうことで、壁を乗り越えられました。
私が受講したIELTSオンライン講座は、添削が上限なしで受けられ、スコアアップにも直結したので、かなりおすすめです。
こちらの記事に、私がライティング対策としてやった勉強法を詳しく書いています。
ライティング6.5を達成した私の勉強法
リーディング6.0のレベルと勉強法
IELTS6.0は、英語の論文などを読んで、ある程度理解できるレベル。
分からない単語がありつつも、文章をおおむね理解できれば、6.0を達成できるでしょう。
リーディングの採点方法
IELTSのリーディングは、合計40問あります。
正確数によって、スコアが決まります。
モジュールによって、採点方法が異なります。
ジェネラルモジュール
正答数 | バンドスコア |
---|---|
40 | 9.0 |
39 | 8.5 |
37-38 | 8.0 |
36 | 7.5 |
34-35 | 7.0 |
32-33 | 6.5 |
30-31 | 6.0 |
27-29 | 5.5 |
23-26 | 5.0 |
アカデミックモジュール
正答数 | バンドスコア |
---|---|
39-40 | 9.0 |
37-38 | 8.5 |
35-36 | 8.0 |
33-34 | 7.5 |
30-32 | 7.0 |
27-29 | 6.5 |
23-26 | 6.0 |
19-22 | 5.5 |
15-18 | 5.0 |
ジェネラルのReadingは、アカデミックに比べれば簡単ですが、同じスコアをとるためには、多い正解数が必要です。
リーディング対策
IELTS6.0の対策として、最も重要な要素が「制限時間内に解く」こと。
制限時間が無ければ、正直、30問以上かんたんに正解できる、という人は多いと思います。
AcademicのPassage 1は、難易度は一般的に低めなので、15分で終わらせるという目標でPassage 1に挑戦することから始めてください。
GENERALに関しては、Section1、2が通常易しめなので、ここで高得点を狙うべく時間を割き、Section 3は、たとえカンでも、5問前後を正解できれば良いと思います。
こちらの記事に、私がリーディング対策としてやった勉強法を詳しく書いています。
リーディング7.0を達成した私の勉強法
リスニング6.0のレベルと勉強法
リスニング6.0の目安は、「音声の半分以上を理解できる」「簡単な会話ならだいたい理解できる」といったイメージ。
リスニングの採点方法
IELTSのリスニングでは、合計40問あります。
ジェネラル、アカデミックモジュール、ともに同じ採点方法です。
リスニング採点方法
正答数 | バンドスコア |
---|---|
39-40 | 9.0 |
37-38 | 8.5 |
35-36 | 8.0 |
32-34 | 7.5 |
30-31 | 7.0 |
26-29 | 6.5 |
23-25 | 6.0 |
18-22 | 5.5 |
16-17 | 5.0 |
リスニング対策
IELTSのリスニングでは、出題パターンが決まっています。
なので、事前に自分が得意な分野、高得点を取りやすい部門を事前に見極めておくことは有効です。
特に、比較的簡単なセクション1とセクション2で、全問正解を目指すことが大切です。
こちらの記事に、私がリスニング対策としてやった勉強法を詳しく書いています。
リスニング7.5を達成した私の勉強法
よくある質問
IELTSのスコアは受験日から2年間有効となっています。スコアが発行された日から計算するのではなく、試験日から起算する。
コンピューター形式は26,400円。
ペーパー形式は25,380円です。
IELTSスコアは0.5刻です。スコアの平均が5.75の場合、切り上げられてオーバーオール6.0になります。反対に、スコア平均が5.675の場合、切り下げられてオーバーオール5.5となります。
実際に使ってみてよかった参考書・問題集は3つ。ケンブリッジIELTS19/実践IELTS英単語3500/英語のハノン中級
最初は独学で勉強していたのですが…最終的にKumiko先生のIELTSオンライン講座を受講し、目標スコアを達成できました。