IELTSに過去問はない!代わりに使った公式問題集と無料模試【7.0達成者の使い方】
- 本番の練習がしたいのに、過去問が見つからない
- 公式問題集と過去問のちがいがわからない
- 本番形式の模試をいっぱい練習したい
- お金を節約しながら模試を解きたい
こんな学習者の悩みが解決できます!
結論から言いますが、IELTSの過去問集はありません!
ただ、公式問題集(Cambridge IELTS)の中身は、本物の試験問題です。名前がちがうだけで、過去問として使えます。

今回の記事では、どういう仕組みで公式問題集が過去問の代わりなっているのか、さらにIELTS公式の問題を無料で解く方法もお伝えします。
IELTSの過去問は公開されていない
英検やTOEFLとちがい、IELTSは実際に出た問題を公開していません。書店やAmazonで「IELTS 過去問」と探しても、過去問と書かれたテキストが見つからないのはこのためです。
そのかわりにあるのが、ケンブリッジ大学出版局が出している公式問題集「Cambridge IELTS」シリーズです。
公式問題集の中身は本物の試験問題
ケンブリッジ公式問題集のイントロダクションのページには、こう書かれています。
Inside you’ll find four authentic examination papers from Cambridge University Press & Assessment.
「ケンブリッジ大学出版・アセスメントの本物の試験問題が、4回分入っています」という意味です。
さらにその下に「本番のIELTSと同じ手順で作り、実際の受験者に本番と同じ条件で解いてもらって確かめている」とも書かれています。
私が聞いたところによると、IELTSには、試験に使う問題をためておく「問題のストック」があると言われています。本番では、このストックの中から問題が選ばれます。
使われなくなった問題は、ストックから外れます。それが公式問題集に回されている、という噂があります。

ちょっと古くてごめんなさいw
でも本番と同じ手順で作ってるから、過去問がなくても代替品として使えます。
同じ問題は本番に出ない
当たり前ですが、本番で公式問題集とまったく同じ問題が出ることはありません。
ただ、近いトピックは出ます。私も本番で「これ、公式問題集でやったトピックに近いな」と思ったことがありました。
初めて読む話題より、一度考えたことのある話題のほうが、落ち着いて解けます。過去問を解く意味は、問題を覚えることより、出題のパターンと話題に慣れることにあります。
IELTS公式問題集とは
公式問題集は、IELTSを作っている団体のひとつ、ケンブリッジ大学出版・アセスメントが出している問題集です。
毎年1冊ずつ新しい巻が出ていて、最新は2026年7月に出た「Cambridge IELTS 21」です。
1冊に本番4回分
1冊に、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能がそろった本番4回分が入っています。
アカデミック用とジェネラル用は別の本です。表紙に「Academic」か「General Training」と書いてあるので、買う前に確認してください。

リソースバンクの使い方
リソースバンクは、正規品の公式問題集を買った人が使えるオンライン教材です。リスニングの音声は、ここから聞くことができます。
何が含まれているかは、こちらの記事を参考にしてください。
正規品と非正規品の違い
新しい公式問題集は1冊5,000円ほどします。新しい巻ほど高く、古い巻は少し安く手に入ります。
あまりにも高いのでメルカリなどでは、非正規品(コピー品)が売られています。正規品とコピー品を並べて比べた結果は、こちらにまとめています。
解説付きのIELTS問題集はこちら!
IELTS実戦模試4回分(かんき出版)
模試は4回分です。IDP公認のIELTSエキスパート陣が解説を書いています。問題量と解説の質で選ぶならこれ!
IELTS本番形式問題3回分(旺文社)
模試は3回分です。ブリティッシュ・カウンシルが作った問題に、旺文社が解説をつけています。旺文社シリーズが好きならこれ!
IELTS総合問題集(桐原書店)
模試は2回分です。前半で4技能ごとの出題形式と解き方を学んでから、模試に進む構成になっています。模試+対策ならこれ!
IELTS公式問題を無料で解く方法
お金をかけずに本番の形式を試すなら、公式で提供している無料模試があります。
- IELTS familiarisation test
- IELTS Ready Premium
どちらもIELTS試験運営機関の一つであるブリティシュ・カウンシルが提供しているものになっています。
これらのサイトは、日本版のサイトだと見つけにくいので注意が必要です。
① IELTS familiarisation test
こちらはコンピューター試験はどういったものなのかを実際に体験しようというコンセプトの模試です。解説はないですが正答数もでるので、リスニングとリーディングを本番形式で練習するのにぴったりです。
② IELTS Ready Premium
こちらは登録すると無料で使える対策サイトです(一部有料サービス)。ブリティシュ・カウンシルで試験を受けるとIELTSリーディングとリスニングの模試が40回分受けられます。サイトは英語なので日本人には難しいですが、問題量は魅力です。
サイト:https://takeielts.britishcouncil.org/prepare/ielts-ready
7.0を達成したIELTS模試活用法
実際に私がどのように模試を活用したのかを紹介します。私はケンブリッジの公式問題集を使ったので、その例で紹介します。
1. 公式問題集は新しい巻からさかのぼる
私は最新の巻から始めて、古い巻へさかのぼって使っていきました。ほとんど差はないと思いますが、新しい方が出題形式に近いというのは確かですから。まずは最新の1冊を解きましょう。4回分を解くと、自分の弱い技能と時間配分のクセが見えてきます。そこから足りないと感じたら、1冊ずつさかのぼって解きましょう。
2. 同じ公式問題集は何周もやらない
公式問題集は、何周もする必要はありません。私は1冊につき1周しかしていません。理由はシンプルで、2回目は答えを覚えているから。2回目に正解できても、それが実力なのか、答えを覚えていただけなのか区別がつきません。何回も解くよりも、なぜ間違ったのかを把握して、自分の弱点を見つける方が次に役立ちます。
3. 本番と近い条件で解く
私は休日にカフェや図書館に行って、スピーキング以外の3技能を一気に解いていました。リスニング(約30分)→リーディング(60分)→ライティング(60分)。本番では、この3技能を休憩なしで続けて受けます。合わせて2時間40分ほどです。1技能ずつ解くと、この長さに体が慣れません。後半のライティングで集中力が落ちる感覚は、通しで解いてはじめてわかります。
4. ライティングの添削はプロに任せる
リスニングとリーディングは、解答と照らし合わせれば点数が出ます。ライティングはそうはいきません。模範解答と比べても、自分の答案が何点なのかはわかりにくいです。公式問題集の答案をそのまま添削に出すと、どこで点を落としているのかがはっきりします。
休日にカフェや図書館に通って、本番と同じ時間で3技能を通しで解く。IELTS学習終盤は、これを毎週行っていました。本番で「この近いトピック、やったことがある」と思えたのは、この繰り返しがあったからです。
この内容が参考になった人は、他の記事も読んでくださいね!

